今日は晴天なり。突然だがこの記事について。
1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.15だった。 前年(1.20)より0.05ポイント下がり、3年連続で過去最低となった。 人口を維持するのに必要とされる「おおむね2.07」を大きく下回る。05年の1.26を底に15年の1.45まで回復したものの、16年以降は減少が続いている。
日本における合計特殊出生率が過去最低だったとのこと。世間では子ども家庭庁が何兆円と予算を組んでるが、全く結果が出ていないじゃないかとか、批判が集まっている。子供の数は確かに減った。それだけ“アカチャン”は希少なのだ。
我が家にはそんな絶滅危惧種に指定されているニホンアカチャンが生息している。ニホンアカチャンは意思疎通が極めて困難であり、かなりに偏食家だ。うちにきて20日弱。育成難易度も極めて高く3時間おきの食事、昼夜問わず原因不明の咆哮、極め付けはトイレの躾ができない。私の生活スタイルが大きく変わってしまった。仕事終わりに通っていたジム、毎日25分の英会話、1、2時間の自己研鑽、これらを全て見直し、私は今国内で最も希少とされている“ニホンアカチャン”に向き合っている。
サラリーマンとしてバリバリ自己研鑽して「俺、イケてる。成長曲線、右肩上がり↑」とか思ってたあの頃。今や、成長してるのは“ニホンアカチャン”の体重と肺活量。夜中のミルクタイムでは、プロテインシェイカーじゃなく哺乳瓶を振ってるし、ジムの代わりにベビーベッドを何往復もゆらしながら、謎のスクワットフォームが完成した。アップルウォッチは「今日の運動目標、達成しました!」って言ってくるけど、それは育児による徘徊の結果であって、断じて健康のためではない。
でも不思議と、そんな毎日が悪くない。なぜなら、“ニホンアカチャン”の寝顔一つで、全てが報われる気がするから──ただし、その寝顔は3分後に泣き顔に変わるのだ。(所要時間20分)